モーナ・ナラマク・シメオナの言葉

現代版のホ・オポノポノを編み出した、モーナの言葉とエピソード。

過去世を見ていたモーナ

「僕もジーンも、初めてホ・オポノポノを知ったとき、つまり、初めてモーナを目にしたとき、言葉以上に、フィジカルに自分の奥に訴えかけるものがあった。講座の途中でモーナが『この机を動かしてちょうだい』と突然、僕に頼んできた。テーブルを動かすためにモーナの前に行き、プラスチックでできた軽いはずの簡易テーブルを持ち上げようとしたのだけれど、うんともすんとも動かすことができない。そのとき、モーナは僕の目をじっと見ていました。一瞬、自分のからださえ動かすことができなかった。あとから聞いたのだが、彼女は僕の背後に僕の過去、歴史を見ていたのだそうだ。彼女はそうして、僕という存在を知ったのです」
ジーンさんが口を開いた。
「モーナはそのようにして、出会う相手の過去や歴史を見て、そこからクリーニングを通して関わっていました。彼女は講座が終わって、私達二人に向かってもう一度、『またあなた達にお会いできてとても嬉しいです』と言いました。肉体的には初対面でしたが、過去の歴史の中で私達が出会っていたことを、モーナは見つけたのです。
(中略)
『こういう自然な流れが起きる場所では、再会すべきたましいと出会うようになっている。わたしが個人的に何を必要としているのかは重要ではありませんし、そのときはわからなかった。でも、今わかった』
そう、モーナは言っていました」

『ホ・オポノポノ ジャーニー』(講談社)pp.104–106〈レスター・ナカサトさん、ジーン・ナカサトさんの言葉〉