モーナ・ナラマク・シメオナの言葉

現代版のホ・オポノポノを編み出した、モーナの言葉とエピソード。

カソリックの人に

あるとき、熱心なカソリック教徒がモーナにこんな質問をした。「クリーニングしながら、カソリックをどう学べばいいのでしょうか? そんなうまい話を聞いたことがありません」。モーナはこう言った。
『クリーニングをすれば、あなたはカソリックを通して、インスピレーションを受け取るでしょう。大いなる叡智です。それが伝える本質をあなたは学ぶだけでなく、生きることができるでしょう。カソリックは決してあなたの外側にあるものではありません。永遠の片想いのような手の届かないものではないのです。それはいつでもあなたの中で体験されています。
記憶を消去すれば、その本質をあなたは見て、感じて、生きることができます。神がいるかどうか、ほんとうの神が誰かを論じているのではありません。SITHホ・オポノポノで話していることは一つ。ソース(源)は一つ、クリーニングによって、それぞれがそのことに出会えるということです。そしてそれもまた、あなたと本来いつもつながっているものなのです』
僕はその二人のやりとりを見ていて、涙が出た。初めて僕の家族が、自分が生まれる前から信仰してきた宗教に、こころからの感謝と理解が湧き上がったんだ。
(後略)

『ホ・オポノポノ ジャーニー』(講談社)pp.163–164〈レスター・ナカサトさんの言葉〉