モーナ・ナラマク・シメオナの言葉

現代版のホ・オポノポノを編み出した、モーナの言葉とエピソード。

ヒューレン博士とモーナの出会い

心理学の新しい局面を開拓しようとか、自分に何か悩みがあって彼女のもとを訪れたわけではありません。まるいで何かに引きつけられるように、モーナのセミナーに参加したのです。

(中略)

セミナーの初日、『すべてのことはあなたが原因ですよ』と言われました。これは、SITHホ・オポノポノの本質です。しかし、当時はそんなことはまったく知りませんでした。変なことを言う人だな、と思いました。
そしてセミナーが始まってすぐ、モーナは25〜30人の参加者のテーブルの中心に『中国人の男性が座っているのが見えますか』と言いました。
しかし、そんな男性などいません。私は、モーナは精神的に病んでいるのではないかと思い、すぐにセミナーの席を立って帰りました。
しかし、その1週間後、私はまたモーナのセミナーに参加していました。いま考えても、どうして前の週に途中で抜け出したセミナーに参加することにしたのか、まったくわかりません。

(中略)

今度は、なんとかセミナーの最後までいましたが、セミナーが終わってからモーナは次のように言いました。
『あなたがくる2週間前に、私はあなたがくるところを見ていました』
私は、この言葉を聞いて、「これは嘘だ!」と思いました。
モーナは、一見とてもやさしそうなおばあさんに見えました。一緒にいるのは楽な人でしたが、話すことに何も根拠がありません。
私は論理的な思考が身についていたので、彼女が言うことはどう考えても納得できませんでした。

(中略)

しかし、私はまたモーナのもとを訪ねることになりました。自分でもわかりませんが、「行け」と言われるような感覚があったのです。

(中略)

モーナのセミナーは受講料が500ドル(当時約11万7650円)もしましたから、2度もそれだけのお金を無駄にしているのに、自分の足がモーナに向くのは、ちょっとしたショックでもありました。
3度目はモーナが丁寧にクリーニングしてくれていたので、すでに前回参加したセミナーで様子がわかっていた私は、翌日から一緒に仕事をすることになりました。

(中略)

当時、私は離婚したところだったので、モーナの仕事を手伝いはじめて、安定した職業があって、素敵な家に住み、家族があり子供がいるという生活から、保証も住むところも家族も子供もいない生活に入ることになったのです。

『みんなが幸せになるホ・オポノポノ』(徳間書店)pp.20–23〈ヒューレン博士の言葉〉

 

 

あるとき、モーナがこう言いました。
『神聖なる存在がわたしたちの元にある人を送らせます』
そう言われて、わたしはただそれを受け止め、その時がやってくるのをただ待っていました。
(中略)
ハレアカラは当時、大学の教授として多忙な生活をしていました。そんな中、彼のまだ幼い娘は、乾燥と炎症によって赤切れし出血し、その腕の痛みに毎晩泣き苦しんでいました。
そんな小さな娘をどうすることもできず、途方に暮れていたイハレアカラは、ある日、ただふらりと、見知らぬオフィスビルの中に足を踏み入れたそうです。
扉を開けた先に座っていたのが、モーナでした。
(中略)
その後、イハレアカラの娘の皮膚が綺麗に治り、イハレアカラは一体なにが起きたのか理解したいと考えるようになったのです。
当時、まだ今のような体系化されたクラスはありませんでしたが、数枚のプリントを冊子にしてマニュアルにしたものを使ってクラスを開始していました。
ある日、そこにイハレアカラが現れました。 わたしはその過程で、彼と出会うことになりました。
(後略)
SITH ホ・オポノポノ アジア事務局 ニュースレター(2023.5.30)〈ジーン・ナカサトさんの言葉〉

 

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