モーナ・ナラマク・シメオナの言葉

現代版のホ・オポノポノを編み出した、モーナの言葉とエピソード。

欠陥住宅に関する裁判で

まだモーナが生きていたとき、欠陥住宅に関する訴訟を起こしているクライアントがいらっしゃいました。モーナとともに、わたしはホ・オポノポノのプロセスを通してそのことに関してみんなでクリーニングしていました。

ある日の裁判中に突然、クライアントの弁護士が叫びはじめたのです。彼らは裁判相手側の机に飛び乗り、その人を怒鳴りつけました。その結果はどうなったと思いますか? はじめから何もなかったかのように勝訴しました。

もちろん、その弁護士は反省し、「なぜあんなことをしたかわからない。侮辱罪で逮捕されていたはずなのに。何だろう、何がなんだかわからない」と言っていましたが。(笑)

この体験でわたしが伝えたいのは、「何かの反応を期待してクリーニングをやっているのではない」ということです。クリーニングを十分やった結果であれば、何かに大きく反応した結果として思いもよらないことが表現されたとしても、それはそれでいいのです。

この話を聞いて違和感をもたれるかもしれませんが、これはその瞬間ごとにクリーニングをすることによって、その場やそのときに完璧な行動がとれ、完璧な事態が起きるということを表す一つの例です。

『ウニヒピリ』(サンマーク出版)pp.150–151〈KRさんの言葉〉