モーナ・ナラマク・シメオナの言葉

現代版のホ・オポノポノを編み出した、モーナの言葉とエピソード。

新しいホ・オポノポノ

Morrnah’s self-directed inner method worked miracles, according to Dr. Hew Len and others. Her prayer somehow erased memories and programs just by saying it. I knew I wanted to learn that liturgy and would not rest until I knew it.
Morrnah hinted at her method in an article she wrote for the book I Am a Winner. “I have used the system since age two, I have revamped the process, yet it retains the ‘essence’ of the ‘ancient wisdom.’”

『Zero Limits 』(Wiley) pp.42–43〈ジョー・ヴィターリさんの言葉〉

(ヒューレン博士らによると、モーナが編み出した、自分だけでできるやり方には、驚異的な効果があった。彼女の祈りは、ただそれを言うだけで、なぜか記憶やプログラムを消し去った。私はその祈りの方法を学びたい、それを知るまでは満足できないと思った。
モーナは『I Am a Winner』という本のために書いた記事の中で、それとなく彼女の方法について触れていた。「私は2歳のときからこのシステムを使っていて、そのプロセスを改良しましたが、それでも“古代の叡智”の“エッセンス”は保持されています。」)

 

 

「モーナはあるときガイダンスを受け取ったの」
マラマさんはゆっくりと話し始めた。
「古代ホ・オポノポノは、聖なる知恵を、カフナと呼ばれる特定の人を介して、問題の原因があるとされる人に渡していく方法でした。モーナもカフナの一人でした。モーナはあるとき、これ以上、自分がこの儀式を続けていけば、内側の目がつぶれてしまうと感じたそうです。ほんとうは『どんな存在でも、直接、ソース(源)とディヴィニティーとつながり、インスピレーションをそのまま生きる』という贈り物を受け取っているのに、誰かを介してでないと、それができないという方法は、いつか限界がやってくる。時代の変化に伴って、そのひずみは、いつかカルマをなすり付け合いながら、問題をさらに拡大させるようになる、と思ったそうです。
そして、彼女は瞑想に入り、インスピレーションから、『一人ひとりが、どんなときも、本来の完璧な自分を取り戻す方法、セルフ・アイデンティティー・スルー・ホ・オポノポノ』と出会いました。それが、純血のネイティブ・ハワイアンという枠を超えた、万物に対する新しいホ・オポノポノのはじまりです」

『ホ・オポノポノ ジャーニー』(講談社)pp.72–73〈マラマ・マラコヴィッツさんの言葉〉

 

モーナはある過去の人生の中で、同じくハワイに生まれ、毎晩ワイキキビーチである仕事をしていたのだそうです。その仕事では、真夜中のビーチには様々なさまようたましいが集まってくるので、それを彼女がどこかに還してあげる役割を担っていたのだそうです。でも、その時代、クリーニングの方法を知らなかったモーナは、あるときたましいを還すことに失敗して、いのちを失ってしまった。だから今世では、まずセルフ・アイデンティティー・スルー・ホ・オポノポノと出会い、ほんとうの自分を取り戻す、自分の記憶を消去していく、そして問題を正していくことに集中しているのだと言っていました。自分の中を整えられず、セルフがないまま、そういったスピリットを扱うことは大変危険なことで、いのちさえ落としかねないことだと、みなに言っていた。
『ホ・オポノポノ ジャーニー』(講談社)p.149〈レスター・ナカサトさんの言葉〉

 

 

一方、私の紹介する「セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ」というのは、ハワイで人間州宝に認定された伝統医療のスペシャリストである、故モーナ・ナラマク・シメオナ女史がホ・オポノポノを進化させたもの。
従来は複数の人たちが話し合うことで問題の解決策を探っていましたが、モーナは人に頼るのではなく、改心を通して自らの力でウニヒピリ(潜在意識)を介してアウマクア(超意識)とつながり、問題を解決すべきであると考えたのです。

『心が楽になるホ・オポノポノの教え』(イースト・プレス)pp.2–3〈ヒューレン博士の言葉〉